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また、思い立ったように算術符号の特許について調べてみたりしてます。
私が使っている算術符号(以前のバージョンのERIで使っていたもの)は少なくとも算術符号の基本特許には引っかからないように見えます。…と言うか、全然関係ないですね。
RangeCoder と実装は殆ど同じなので、私はむしろRangeCoder は大丈夫なのかと疑問に思うものですが…。
以下の yz の山崎氏の RangeCoder の解説でいくなら、私の使っている算術符号は、実装面ではまるっきり RangeCoder の1種と言うことになってしまいますしね。
http://www.tomozo.ne.jp/yamazaki/download/doc_basic_compression.htm
因みに、ERI の算術符号は、可逆性を維持するために中間精度と丸めの方法を限定しています。(RangeCoder 同様、下限値と範囲しか持っていないので)
にしても、RangeCoder は丸めは切捨てだけで大丈夫なのでしょうか?
頻度表の作り方にもよるとは思いますが…。
あと、ERI の算術符号も、RangeCoder も他の多くの算術符号に関する特許に関しては問題ないと思います。
やっぱり、一番怪しいのが基本特許だと思います。
大半の特許は、高速に算術符号を実現する方法で、しかも古いので、シフトによって実現する方法が殆どなので、ERI の算術符号に関しては全く問題ないでしょう。
ただ、RangeCoder に関しては、やはり実装の方法によっては怪しいと思うと言うのが、私の見解です。
RangeCoder が特許に触れないというのは、RangeCoder という手法そのもののことを言っているのであって、やはりそれ以外の算術符号の特許に抵触してしまう可能性はあると思います。何か情報がある人がいましたら情報下さい。
…ところで
実は、次世代 ERI では、算術符号もオプションに入れようと思っているのですが、どうも名前で敬遠されそうなので、「擬似算術符号」とかにしておいた方が良いのでしょうか?
う〜〜〜ん、でも算術符号だしなぁ〜
って言うか、RangeCoder だって算術符号だし…(-_-;
ご意見お待ちしております。
(特許に関することも含めて)
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