■ 音声ファイルの再生・保存
全てのファイルの再生・書き出しはプラグインによって行われます。
各フォーマットへの対応はプラグインに依存します。
▼ MIO ファイル
公式に公開されている全ての MIO フォーマットの再生、及び書き出しが可能です。
書き出しの際の設定の各パラメータの意味は次のようになります。
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簡易指定
圧縮のプリセット値が設定されます。
詳しいパラメータの意味がわからない人はここで品質を選択してください。
ここで可逆圧縮以外の項目を選択すると、詳細設定が有効となり非可逆圧縮されます。
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低周波の重み
低周波成分(44.1kHz の場合、333Hz を中心とする周波数)の量子化の際の重みを実数で指定します。値が大きいほど細かく量子化されます。
高周波成分(44.1kHz の場合、33kHz を中心とする周波数)の重みは1と設定されており、それとの比で最終的な量子化係数が決定されます。
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中周波の重み
中周波成分(44.1kHz の場合、3kHz を中心とする周波数)の量子化の際の重みを実数で指定します。値が大きいほど細かく量子化されます。
高周波成分(44.1kHz の場合、33kHz を中心とする周波数)の重みは1と設定されており、それとの比で最終的な量子化係数が決定されます。
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ブロック歪対策係数
ブロック歪を軽減するための係数です。
0, 1, 2 のいずれかの値を指定することが出来ます。
値が大きいほどブロック歪を軽減できます。
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プリエコー閾値係数
プリエコーを軽減するために行列サイズを小さくするかどうかを判断するための閾値を2以上の整数で指定します。
値が小さいほど敏感にプリエコーに反応しますが、低レートにおいては音質及び圧縮率の低下につながるので注意が必要です。
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量子化係数
全体的な量子化係数を指定します。
この値によっておおよその圧縮率を制御できます。
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行列サイズ
圧縮に使う行列のサイズを指定します。
行列サイズが大きいほど圧縮効率は向上しますが、プリエコーが発生しやすくなります。
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ミドルサイドステレオを使う
ステレオデータの場合、両チャネルの相関を利用した圧縮方式を採用します。
▼ WAV ファイル
Window Wave Form Audio ファイルの再生、書き出しが可能です。
再生には ACM を利用しますので、無圧縮のリニア PCM だけではなく、圧縮されたフォーマットも再生できます(対応したドライバがインストールされていなければなりません)。但し、可変レートのフォーマットは正しくシークできませんのでご注意ください。
書き出しは無圧縮のリニア PCM のみ可能です。
▼ WinAMP インポート
WinAMP プラグインを使って音声ファイルを再生することが出来ます。但し、直接音声デバイスへ出力するプラグインは利用できません。
使用したい WinAMP プラグインを plugins サブフォルダ内に amp と言う名前のフォルダを作り、そこに
WinAMP 用プラグインをコピーしてください。
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